|
|
 |
 |
|
(歌人)前川佐美雄
(前略)ある日、天気のよい日であった。王仁三郎翁は私をつれて、縁側に腰をおろした。すると青空に一つ二つ白い雲が浮いて、青空を流れている。
と、王仁三郎翁はいうのである。
「前川さん、あの白雲に乗って青空を旅する。さぞかし気持ちがよかろうな。いっしょに行きましょう、どうですか」
私は返事のしようがない。「そりゃ、気持ちがよいでしょうね」と平凡なあいづちを打つだけである。
王仁三郎とはそういう人である。私に言わせると、王仁三郎は詩人である。これほどの詩人はめったにいない。教えというのもそれである。王仁三郎の詩である。そしてすべてがそういうふうである。
|
|
 舞鶴市郊外大丹生巡教に際して(昭和21年) |
天恩郷玉泉亭にて(昭和6年)
|
|
 |
Copyright © 愛善苑 All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。
|